石山寺歴史探訪03 青鬼まつり

毎年5月の第3日曜日には、石山寺の初夏の行事「青鬼まつり」が行われます。
「青鬼まつり」は、石山寺の屈指の学僧でありました朗澄律師（ろうちょうりっし）の遺徳を偲ぶ行事です。
郎澄律師は、約800年前、石山寺に伝わる石山寺一切経（重文、約4,600帖）や校倉聖教（重文、約2,000点）など、膨大な経典・聖教群を収集・整備・保存に尽力された一人で、自分の死後も鬼の姿となってこの聖教類を守護して降魔招福を誓われました。「石山寺縁起絵巻」第六巻にも郎澄律師は鬼の姿で描かれています。
門前広場には、このお祭りのシンボルである杉の葉で作られた５メートルの大きな青鬼像が建てられます。青鬼と僧侶のお練りの後、大きな青鬼像と遊鬼境の前での法要、青鬼太鼓、青鬼おどりと青鬼うちわの配布があります。そして大勢の方々に降魔招福の大うちわの薫風をお受けいただきます。
「青鬼おどり」は2019年に復興されました。
お祭りの様子と迫力満点の青鬼像をぜひご覧ください。
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石山寺
〒520-0861 滋賀県大津市石山寺1-1-1
TEL:[phone] / FAX:[phone]
拝観時間:午前8時～午後4時30分(入山は午後4時まで)
入山料:600円